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【世界遺産】平泉(平泉町)
2011年6月、ユネスコ世界遺産委員会で、中尊寺、毛越寺、無量光院跡、観自在王院跡、金鶏山の五個所を構成資産とし「平泉 ─ 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 ─」として世界遺産に登録されました。平泉には、仏教の中でも、特に浄土思想の考え方に基づいて造られた多様な寺院・庭園及び遺跡が、一群として良好に保存されており、寺院や庭園は、この世に理想世界を創り出そうとしたもので、海外からの影響を受けつつ日本で独自の発展を遂げたものです。平泉の理想世界の表現は、他に例の無いものとされています。文化遺産としては、東北で初の世界遺産登録となります。
「世界遺産 平泉」ひらいずみナビ
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【世界遺産】橋野鉄鉱山
(釜石市)
2015年7月5日、ユネスコ世界遺産委員会で橋野鉄鉱山を構成資産に含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界遺産に登録されました。橋野鉄鉱山は現存する日本最古の洋式高炉跡で、近代製鉄の父といわれる大島高任の技術指導により、安政5(1858)年から翌6年にかけて建設され、その後、南部藩が経営したものです。三基の高炉跡のほか、水車場跡や御日払所、長屋跡そして山神社跡なども確認され、その遺構は当時の稼動状況・経営状況までも示し、日本における製鉄産業の近代化を象徴する史跡となっています。
「橋野鉄鉱山」釜石市
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【世界遺産】御所野縄文公園(一戸町)
2021年7月27日、ユネスコ世界遺産委員会で、縄文時代草創期から晩期の各時期の代表的な17遺跡で構成された「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、世界遺産に登録されました。御所野遺跡は、縄文時代中期後半(5000年前から4200年前)、800年間にわたって人々が定住した祭祀の場を伴う集落跡と考えられ、近くを流れる馬淵川やその支流や周辺の豊かな森で狩猟や採集、漁労を中心とした生活を営んでいました。御所野縄文公園は公園と御所野縄文博物館で構成され、縄文の歴史を今に伝えています。
御所野縄文公園公式HP
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岩手銀行旧盛岡銀行旧本店本館(盛岡市)
同じ「辰野・葛西建築設計事務所」が設計した東京駅丸の内駅舎も国指定重要文化財ですが、東京駅は1914年の完成に対し、岩手銀行旧盛岡銀行旧本店本館は1911年と3年早く完成しています。東京駅は第二次世界大戦の東京大空襲で被爆し、3階部分が焼け落ちました。2012年に躯体、外装を保存復元されましたが、創建当時の内装はほとんど残っていません。創建当時の暖炉などは、東京駅で見る事が出来ないため、辰野金吾ファンのテンションは、とても上がると思われます。その意味でも、内装は当時のまま「岩手銀行赤レンガ館」として保存利用されている歴史的価値の高い建築物といえます。
岩手銀行赤レンガ館公式HP
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盛岡城跡公園(盛岡市)
盛岡城は、三戸から不来方(こずかた)、現在の盛岡に南部信直(なんぶのぶなお)が、1597年(慶長2年)築城を始められたと伝えられています。城内は、北から勘定所、三の丸、二の丸、本丸などで構成されており、明治7年に城内の建物は取り壊されましたが、現在は盛岡産の花崗岩を積み上げた石垣が残っています。日本百名城の一つとしても知られています。
盛岡城跡公園公式HP
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もりおか歴史文化館(盛岡市)
盛岡城跡公園内にある文化施設で1階は「観光交流ゾーン」、盛岡を代表するチャグチャグ馬っこや、さんさ踊りに関するものを展示している他、「まち歩き・城巡り」の拠点となるコーナーがあります。2階は、歴史文化ゾーン「歴史と文化の回廊」、盛岡藩が成立する以前、城下町盛岡、南部家などの歴史や文化に触れることができます。
もりおか歴史文化館公式HP
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石割桜(国指定天然記念物)(盛岡市)
盛岡地方裁判所の中庭にあり、市内でもっとも早く開花する桜としても有名です。周囲21m、高さ1.7mの大きな石を割って生えているアズマヒガンザクラ。大正12年には、国の天然記念物として指定されています。樹齢約350年と推定され、市民の手厚い保護によって火災や病害虫などから守られてきました。寛永年間頃、南部藩家老屋敷の庭にある巨石に落雷が有り、その時できた割れ目に桜の種子が入り込み成長した、とも言われています。
「石割桜」いわての旅
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旧第九十銀行本店本館
(盛岡市)
旧第九十銀行は、明治43年(1910)に盛岡出身の建築家で大阪の裁判所などを手掛けた横濱勉が設計。レンガ造りの美しいドイツ風ロマネスク様式を汲んだの近代洋風建築。明治の洋風建築を象徴する盛岡銀行(岩手銀行旧盛岡銀行旧本店本館)に対し、第九十銀行は、大正期の新たな息吹を感じさせてくれる、時代を先取りしたスタイル。2014年に国指定重要文化財に指定されました。現在はもりおか啄木・賢治青春館として保存利用されており、石川啄木と宮沢賢治が青春を育んだ盛岡の街と二人について紹介しています。
もりおか啄木・賢治青春館公式HP
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旧盛岡高等農林学校(盛岡市)
明治35(1902)年に設立された盛岡高等農林学校は、岩手大学農学部の前身であり、官立では日本最初の高等農林学校。校舎は大正元(1912)年竣工。明治期に設置された国立の専門学校の中心施設のうち、現存する数少ない遺構のひとつ。宮澤賢治も学んだこの校舎には、同じデザインのかわいらしい門番所も重要文化財に指定されてます。現在は農業教育資料館として公開されており、同じ敷地内の植物園、北水の池と共に訪れてみてはいかがでしょうか。
「農業教育資料館」岩手大学農学部
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旧石井県令邸(盛岡市)
現在の県知事にあたる、第二代石井省一郎県令の私邸の洋館として、明治18~19年に建設されたと言われていますが、設計、施工共に不明で謎のある建物。盛岡で最も古い本格的な煉瓦造の洋館で、全国的に見ても最初期のものとなります。 初夏の時期に新緑の蔦が多く巻き付く ので、見応えがあります。現在、建物内は主にアートスペースとして利用されています。
旧石井県令邸公式ブログ
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石川啄木記念館(盛岡市)
石川啄木の顕彰と資料収集、保存、情報提供を目的として1970年に開館。現在の建物は、啄木がかつて理想の「家」を詩に託した白い西洋風の家をイメージし、生誕100周年を記念し1986年に建設されました。啄木の足跡に沿って、啄木直筆のノートや書簡、写真、衣服など数多くの遺品や関係資料が展示されています。啄木に関する貴重な資料のほか、「旧斎藤家住宅」や啄木が実際に教鞭を執った歴史的建造物「旧渋民尋常小学校校舎」を見学できます。
「石川啄木記念館」盛岡文化振興事業団
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材木町「よ市」(盛岡市)
1974年に商店街を盛り上げようとはじまった40年以上続く「市」です。4月~11月の毎週土曜日、約400メートルの商店街が歩行者天国になり、その路上いっぱいに所狭しと店が並び、買物客が道を埋め尽くします。100店舗以上の露店で賑わう通りを歩きながら、地ビールや手づくり惣菜、郷土食など、さまざまなグルメを味わえたり、旬の野菜や果物、自家製のお漬物などをお手頃価格で購入できたりと楽しさいっぱいです。手づくり感あふれる雰囲気は、お子さんから年配の方まで幅広い年代の方々が楽しめる市となっています。
材木町よ市公式HP
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神子田朝市(盛岡市)
長年、盛岡市民の台所として親しまれている盛岡神子田朝市は、組合形式としては日本最大規模。毎朝早朝から開催され、年間300日以上も営業している、全国的にも珍しい朝市です。昭和43年、盛岡市中央卸売市場の開設に伴い、それまであった生産農家の直売所が立ち退きを迫られました。そこで有志による「盛岡地区生産者立売組合」が結成され、朝市が始まりましたが、あまりの人気に広い駐車場や売り場の確保が必要となったため、昭和52年神子田への移転となりました。あちらこちらから聞こえる盛岡弁、昔ながらの暖かい雰囲気を味わえる朝市です。
盛岡神子田朝市公式HP
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報恩寺羅漢堂・五百羅漢
(盛岡市)
羅漢堂内の五百羅漢は、京都の九人の仏師の手により享保16年(1731)から4年を費やして作られました。寄せ木造りの羅漢像は漆塗りが施され、マルコポーロやフビライの像なども見られます。現存する羅漢像は499体ですが、木彫りでこれだけの数が残っているのは全国的にも珍しいと言われており、盛岡市指定有形文化財になっています。ずらりと並ぶ羅漢像は、厳しかったり、笑っていたり、不思議なポーズをとっていたり、一体一体違っていて一見の価値ありです。自分にそっくりな羅漢像を探してみてはいかがでしょう。
「報恩寺の羅漢堂・五百羅漢」盛岡市
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茣蓙九(ござく)(盛岡市)
文化13年(1816)創業の江戸末期から明治にかけての豪商の面影を今に伝える貴重な商家。母屋と裏側の土蔵7棟、川べりの土蔵は盛岡を代表する景観です。現在はござ九・森九商店として老舗の日用品雑貨屋さんとして親しまれています。商店と一目でわかるような看板は立っていないので、ご注意を。暗褐色の瓦が見え、壁面は大部分格子から成り、竹ぼうきが並ぶ正面からの景観を眺めた後には、石垣の護岸があり、その上に茣蓙九の瓦屋根と白壁の蔵と,それと一体となった土塀が見える中津川側からの景観もぜひ。
ござ九・森九商店公式HP
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青銅擬宝珠(せいどうぎぼし)(盛岡市)
中津川にかかる上ノ橋と中ノ橋の欄干につけられた、青銅鋳物擬宝珠36個のうち、上ノ橋の18個が国指定重要文化財に指定されています。青銅製で慶長14年(1609)の銘が刻まれるものが8個、慶長16年(1611)の銘が刻まれるものが10個あります。これほど多く残っているのは全国的にも珍しいです。戦時中の金属回収を逃れ、400年前の佇まいを今に残している。夏にはアユが躍り、秋にはサケが産卵のために遡上する姿が見られます。
「青銅擬宝珠」盛岡市
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鉈屋町(盛岡市)
北上川沿いに位置する鉈屋町(なたやちょう)は、かつて舟運の要所として栄えた街で、商人や職人が多く住んでいた地域です。明治時代に建てられた盛岡町家は、町人たちの住まいと働く場が一体になった建物として発展してきました。近年その街並みを保存活用する動きが進み、レトロな街歩きが楽しめると注目されています。もりおか町家物語館は、酒造業を営んでいた町家や酒蔵をリノベーションしたもので、ノスタルジックな雰囲気を楽しみながら盛岡の歴史や文化を学ぶことができます。
「鉈屋町界隈」盛岡まち並み塾
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岩鋳鐵器館(盛岡市)
南部鉄器は、17世紀中頃、南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜をつくらせたのが始まりといわれます。有名な南部鉄瓶は、18世紀になって茶釜を小ぶりにして改良したのが始まりで、一般の人にも手軽に用られるようになりました。岩鋳鉄器館は、県内一を誇る南部鉄器の展示ギャラリーを始め、釜師たちの職人技と、鉄器の製造プロセスを間近に見ることができるテーマパーク型工場です。鋳込みや漆の着色など、ダイナミックかつ繊細なものづくりの世界を堪能いただけます。
株式会社岩鋳公式HP
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八幡平アスピーテライン
(八幡平市)
「アスピーテ」とは、楯を伏せたような形の火山を示す名称で、岩手県の八幡平(御在所)温泉から秋田県のトロコ温泉まで、八幡平を横断する全長26.7kmのドライブウェイです。八幡平アスピーテラインからは、八幡平に広がる山々の雄大な景色や手付かずの自然の風景を鑑賞することができます。なかでも八幡平山頂付近では、360度の自然の大パノラマが広がり、周囲の湿原を散策して赤・黄・緑に彩られた美しい紅葉を楽しむこともできます。
「八幡平アスピーテライン」いわての旅
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遠野ふるさと村(遠野市)
今では数少ない、江戸中期から明治中期にかけて建てられ、馬と人が暮らした市内の「南部曲り家」を移築・保存し、懐かしい昭和初期の遠野の農村を再現した場所です。村内では、「まぶりっと(守り人)」というインストラクターが、農作業をはじめ「もちつき」「そばうち」「縄ない」など20種類以上の体験指導を行い、気軽に山里の暮らしを体験することができます。(体験は予約制)伝承文化や農村生活に触れながら、心癒される山里の四季折々の風景、季節の行事がお楽しみいただけます。
遠野ふるさと村公式HP
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宮沢賢治記念館(花巻市)
詩人、科学者、農業指導者、そして地質学者に法華経信者。これらすべてを37歳の短い生涯の中で一身に開花させた宮沢賢治。宮沢賢治記念館は、詩や童話、教育、農業、科学と多彩な活動を繰り広げた賢治の世界に親しんでもらうための施設で、昭和57年9月21日(9月21日は賢治の命日)に開館しました。以来賢治を愛好するたくさんの方が記念館を訪れ、その数は年間20万人を超えます。宮沢賢治記念館では賢治の愛用品、原稿など賢治ゆかりのものの展示のほか、ビデオやスライド、図書資料などで賢治宇宙にアプローチすることができます。
「宮沢賢治記念館」花巻市
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えさし藤原の郷(奥州市)
えさし藤原の郷は、奥州藤原氏の歴史をたどりながら、みちのく東北の歴史と文化が体験できる初代清衡ゆかりの地のテーマパークです。市街地近郊の向山公園内約20haに約36億円を投じ、平成5年6月に完成しました。東北古代の城柵から藤原清衡らの居館であった豊田館をはじめ奥州藤原氏の政庁・柳之御所、秀衡の居館・伽羅御所、そして黄金文化を象徴する金色堂などが壮大華麗に本格再現されています。また、NHK大河ドラマ「炎立つ」「花の乱」「秀吉」「毛利元就」のメインロケ施設として使われました。
歴史公園えさし藤原の郷公式HP
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龍泉洞(岩泉町)
国の天然記念物に指定されている龍泉洞は宇霊羅山の東麓にあり、日本三大鍾乳洞に数えられています。洞内はすでに知られているだけで2,500m以上あり、その全容は5,000m以上に達すると推定されています。そのうち公開されているのは700m、無数の鍾乳石、地底湖などの自然の造形美は見事です。エメラルドグリーンの湖面が美しい地底湖の中でも第3地底湖は水深98m、第四地底湖(未公開)は120mと水深日本一、世界でも有数の透明度を誇っています。
龍泉洞公式HP
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北山崎(田野畑村)
北上川沿い、珊瑚橋のたもとから「桜名所高さ200m近くの断崖が8kmにわたって連続する景勝地で、6月になるとシロバナシャクナゲ(県の天然記念物)が咲き、海岸では本州で3箇所しかない貴重なものです。岬の先端に展望台、レストハウス、海辺へ下る遊歩道などがあります。
「観光情報」田野畑村
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久慈琥珀博物館(久慈市)
国内最大の琥珀産地として知られている久慈地方。久慈地方の琥珀は中生代白亜紀後期の約8,500~9,000万年前万年前のもので、宝飾品などに使われている琥珀としては、世界で最も古い年代の琥珀です。久慈琥珀博物館は、古くから琥珀採掘の行われた地にある国内唯一の琥珀専門博物館。琥珀に関する資料や装飾品のほか、貴重な虫入りの琥珀も見ることができます。また、琥珀発掘を体験したり、アクセサリーの加工作業を体験することもできます。
久慈琥珀博物館公式HP
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雪谷川ダムフォリストパーク(軽米町)
森林とダムの景観を生かした水と緑が調和した美しい森林公園。4月下旬から5月中旬にかけて春を彩るチューリップの開花期に合わせて「森と水とチューリップフェスティバル」が開催されるほか、紫陽花が見頃を迎える夏、紅葉の深まりゆく晩秋まで楽しめます。約24ヘクタールの広大な敷地には、高さ16m、直径20mの風車展望台をはじめ、雪谷川ダム周辺が一望できる長さ154mの吊り橋、木炭展示室やレストラン、キャンプ場、丸太アスレチックなどがあり、思う存分自然を満喫できる公園です。
「雪谷川ダムフォリストパーク」軽米町産業開発